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塗料のお話

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6.塗装設計

6-1.木製品を塗装する目的

6-2.木材を着色する目的

6-3.被塗物についての考案


木材に着色を施す場合、どんな着色剤を使用し、またどんな色にするかという問題は、木材塗装に係わる人の大きな関心事といえます。例えばある素材を与えら れて、その塗装設計をするとき、どのような考え方で着色剤を選択し、使用塗料を選定し、塗装工程を組み上げるのか、また逆に仕上がり見本を見て、これはど のような着色剤を使用し塗装工程が組まれたものかを理解するには、一般にはかなり長い経験を要するものと思われます。
そこで、この問題を解く為の手掛かりとなる着眼点について以下に示してみました。

6-1.木製品を塗装する目的

木製品を塗装する目的 木製品を塗装する目的は、大別して次の二つに分けられる。
  1)美観の向上
   ・色彩    ┓
   ・模様    ┃
   ・平滑性  ┣などの付与
   ・深み    ┃
   ・立体感  ┃
   ・好感触性 ┛

  2)素材の保護
   ・水分による急激な膨張・収縮  ┓
   ・ヤケおよび変色          ┣ などに対する抵抗性の付与 
   ・汚染                 ┛

6-2.木材を着色する目的

1)木質感を更に美しく表現すること。
2)低級な木材を高級材に見せること。

6-3.被塗物についての考案

1)針葉樹か広葉樹か。
2)木質は硬いか柔らかいか。  
3)道管は大きいか小さいか。 
4)環孔材か散孔材か。  
5)肌目は精か粗か。  
6)淡色材か濃色材か。 
7)木材の色相はどうか。  
8)木材の光沢はどうか。  
9)木製品の種類はどんなものか。(使用目的、大きさ、和風か洋風か etc.) 
10)従来その素材に対して良い塗装だと言われているものはどんなものか。

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